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【実体験】高齢両親の家を売却 のあれこれ【老後のプチ貧困問題?】

2022年9月29日木曜日

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故郷の老親のいらすと

最近思うのですが寄る年波には勝てないですね。
自分が歳を感じるということは、親はもっと歳とっているということです!

身バレは避けたいので少しフェイクを混ぜますが、田舎の両親を呼び寄せる問題について書いてみようと思いました。

ちょっと老後の貧困問題も絡む・・いや、そこまで困窮を極めていないですのでプチ貧困問題が絡むかもしれないです。



うちの親の現状

今年80歳になる父と75歳の母、地方で二人暮らしです。
両親ともに認知機能はいまのところ問題無く、大病も過去にはあったものの寛解し、ただし歳なりに衰えもあり。


買い物などは父の運転で今でも近隣スーパーへ「車で」行っています。
徒歩圏にもそれより小さなスーパーもありますし、ネットスーパーも宅配範囲内です。

ですが、母お気に入りのスーパーまで、今だに80代ジーチャンが車走らせちゃってるんですよね💦。

更新時の認知検査等は問題無く通ってはいますがそれでも心配…🤔


そして家も築40年超えですし、庭の手入れも足腰きついらしくて
これからはどうしようかしらね。



思ったより蓄えが無かった…

そんな現状だったので自然と「遠距離で二人暮らしはいつまでできるか」の話になった時に発覚したのが


「家が古いので次に何かあった時に大規模修繕をする必要が有るが、お金に余裕が無いので維持できない。いずれ近いうちに引っ越しはしないとならない。」こと


「貯蓄額が少ない為、子供たちの居住地域に呼び寄せても、先に今住んでいる土地が売れていないと先立つものが無い。」こと


「以前母が ”あなたに世話にならなくても最期はこんな処でも良いかも” と言っていたような ”サービス付き高齢者向け住宅” など夢のまた夢。」なこと


「要するに蓄えが割と尽きてきている。」こと



…テレビなどで時々見聞きしたものの、身近な話ではないと思っていた内容でした。
貯蓄残高が目減りするスピードが思っていたより早かった事に正直衝撃。

本人たちの自己申告なので、先立つものがないという感覚も私たちの思うところと違うかも知れないけれども。

それを差し置いても
「纏まったお金が無いので引っ越しは土地が売れないと出来ないが、売れてくれたらそちらへ行きたい」
という現状と希望を告白されました。

思ったより苦しい?どうしてこうなった😰?



少し思い当たるところ

手前味噌ながら大企業勤めでそこそこ出世したサラリーマンの父と専業主婦の母。
退職金は私からすると羨ましいような額を受け取っていました。

年金の受取額もそこまで少ない世代でもなく、大きな買い物をした形跡もない。
旅行や道楽もない地味な生活に見えていました。
定年後も嘱託で70まで働き、年金もそれを過ぎてからもらい始めた。


思い当たるのはワンちゃん

もちろん王監督ではないです😓。


犬を時期ずらして数匹飼っていた(多頭飼いでは無い)のですけど、そのうち2匹は病気をして看取っています。

自由診療の数十万する放射線治療を複数回試みたり、いろいろと出来るかぎりの事をしてあげたくて、犬達も頑張ったし両親も手を尽くしました。

生き物って飼うのにも責任が伴うので、放射線治療無くともお金はすごくかかるみたいです。
私は飼っていないのでその辺詳しくないですが、こういう事が塵も積もれば山となったのかなと思いました。



不動産会社へ

今住んでいる古い家は老朽化しており、両親の足腰が立つのもいつまでかという状況で、時間的猶予無く、侘しさ悲しみに暮れる暇もありません。


不動産会社へ査定をしてもらいに連絡し、後日来てもらうことに。

だいたい予想通り、むしろ上出来な査定額を頂きました!


問題はそう。

売れないんです…(チーン)。


地方の昭和時代のニュータウンって、どこも売れないんですよ。
空地だらけで…。

都市部なら世代の入れ替えもあり価格上昇傾向なんですけど、田舎は需要が無い。

売れない場合は価格を下げていく「逆オークション形式」なんですね。


何か月か経過し「売れなくてどうしようか」となったので、先に転居費用を子供たちから貸して、落ち着いて転居先で売れるのを待てば良いじゃないかと話をしたのですが

親「子供に借りる事はしたくない!!少しならあるのでそれでなんとかする!」

子「わずかな虎の子に手は付けずに一時的にでも貸すから早く安心して新生活に向かおうよ!」

両者まったくもっての押し問答です(←今ココ)。



両親が気の毒

なぜこうなった?
という疑問も正直あるけどね。
でも、親は何も悪い事してないわけですよ。

自己責任論ばかりの世の中だけど、真面目に勤め上げて大きな贅沢していた様子がも無い。
ちょっとの事が色々かさなって現状に繋がったと思うんですね。

さきほど書いた ”思い当たるところ” もほんの一握りの事で全体把握は出来ずどうしてそうなったかはわからないので。

むしろ高齢で余生をのんびり過ごしたいのに、家の処分やお金の心配や引っ越しすることになる両親の落胆ぶりをみると気の毒で。

「私たちが庶民では無く余裕の左団扇だったらまるっと親に遠慮させず呼び寄せられていた。」
「子供たちは都市部住まいなので、もっと早くに家を引き払って呼び寄せれば違っていたのかな。」

とか、たらればで考えたらきりがないです。


プライベートなことで記事にするかすごく考えたのですが、どこか誰かの共感や気づきになればと思い珍しくあけすけな事を書いてみました。
色々考えて消すかも知れません。

今日はここまでです。
長いのに読んでくれてありがとうございます。




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